「大人になってからサックスを始めてみたいけれど、今からでも大丈夫?」「楽器経験もないし、楽譜も読めないから難しそう」と迷っていませんか。
サックスを始めるときに大切なのは、最初から上手に演奏することではありません。楽器の扱い方や音の出し方を一つずつ覚え、自分のペースで練習を続けていくことが大切です。
この記事では、サックスを大人から始めたい初心者に向けて、サックスの種類、必要なもの、始め方、最初の練習方法をわかりやすく解説します。
独学で取り組みやすいことと、講師に確認するとよいことも分けて紹介するので、「何から始めればいいかわからない」という方は参考にしてください。
この記事でわかること
- 大人の初心者でもサックスを始められるか
- 初心者が知っておきたいサックスの種類
- サックスを始めるために必要なもの
- 初心者が最初に取り組みたい練習
- 大人の初心者がつまずきやすいポイント
- 独学でできることと講師に確認するとよいこと
大人の初心者でもサックスは始められる?
大人になってから初めて楽器に触れる方でも、基本から順番に覚えていけばサックスの練習を始められます。
「子どものころから楽器をやっていないと難しいのでは」と考える必要はありません。大切なのは、自分の現在のレベルに合った練習から始めることです。
楽器経験がなくても始められる
サックスを始めるために、ピアノやほかの楽器の経験が必須というわけではありません。
最初は楽器の組み立て方や持ち方、息の入れ方、指使いなど、基本的なところから覚えていきます。
楽器経験がない方ほど、一度に多くのことを覚えようとせず、「今日は楽器を正しく構える」「今日は一つの音を安定させる」というように、小さな目標を決めて練習すると取り組みやすくなります。
楽譜が読めなくても練習は始められる
「楽譜が読めないからサックスは無理」と思っている方もいるかもしれません。
しかし、最初から複雑な楽譜を読む必要はありません。まずは音の名前と指使いを少しずつ覚え、簡単なフレーズを吹くところから始められます。
楽譜を読む練習と、実際に音を出す練習を少しずつ並行して進めていきましょう。
吹いてみたい曲を目標にする
大人からサックスを始めるなら、「この曲を吹いてみたい」「ジャズを演奏してみたい」など、自分なりの目的を持つこともおすすめです。
目標があると、基礎練習が何のために必要なのかも理解しやすくなります。
最初から1曲を完璧に演奏しようとせず、好きな曲の短いフレーズを吹くことを最初の目標にしてもよいでしょう。
大人の初心者が知っておきたいサックスの種類
サックスにはいくつかの種類があり、代表的なものとしてソプラノ、アルト、テナー、バリトンサックスがあります。
種類によって音域や音色、楽器の大きさなどが異なります。
アルトサックス
アルトサックスは、初心者が最初の楽器を検討するときの有力な選択肢です。
クラシック、ポップス、ジャズなど幅広い音楽で使われています。
ただし、「初心者だから必ずアルトサックスを選ばなければならない」というわけではありません。好きな音色や演奏したい曲も含めて検討しましょう。
テナーサックス
テナーサックスはアルトサックスより低い音域を持ち、落ち着きのある音色や力強い音を楽しめます。
テナーサックスの音が好きで、「この音で演奏してみたい」という希望がある場合は、最初の楽器として検討する方法もあります。
ソプラノサックス・バリトンサックス
ソプラノサックスはアルトサックスより高い音域、バリトンサックスは低い音域を担当します。
どの種類から始めるか迷ったときは、好きな音色や演奏したい曲だけでなく、楽器の大きさや持ちやすさなども確認して選ぶとよいでしょう。
自分だけで判断するのが難しい場合は、楽器を購入する前に楽器店や講師へ相談する方法もあります。
サックスを始めるために必要なもの
サックスを始める場合、本体だけでなく、演奏やお手入れに使うものも必要です。
サックス本体
まず必要になるのがサックス本体です。
初めて購入するときは、価格だけで決めるのではなく、楽器の種類、自分の目的、吹きやすさなども確認したいところです。
まだどのサックスを選べばよいかわからない場合は、急いで購入せず、楽器店や講師など知識のある人に相談してから判断する方法もあります。
マウスピースとリード
マウスピースは口を当てる部分です。そこにリードと呼ばれる薄い板状のパーツを取り付けて音を出します。
マウスピースやリードは吹きやすさにも関係するため、初心者のうちは自己判断だけで細かな違いを選ぶのが難しいことがあります。
楽器を購入するときなどに相談してみるとよいでしょう。
ストラップ
サックスを演奏するときは、ストラップを使って楽器を支えます。
ストラップの長さが合っていないと無理な姿勢になりやすいため、自然に構えられる位置に調整することが大切です。
お手入れ用品
演奏後には、楽器内部の水分を取るなどのお手入れも必要です。
クリーニングスワブなど、使用する楽器に合ったお手入れ用品も準備しておきましょう。
大人のサックス初心者は何から練習すればいい?
サックスを手に入れたら、いきなり難しい曲に挑戦するのではなく、基本動作から順番に練習していきましょう。
STEP1:サックスの組み立て方を覚える
最初に、ネックやマウスピース、リードなどの取り付け方を覚えます。
サックスには扱いに注意したい部分もあります。無理に力を加えず、正しい扱い方を確認しながら組み立てましょう。
STEP2:姿勢と構え方を確認する
次に、ストラップの長さを調整し、無理なくマウスピースが口元に来る位置を確認します。
楽器に自分の体を無理に合わせるのではなく、自然な姿勢で構えられる位置を探すことがポイントです。
STEP3:まず一つの音を出してみる
最初はたくさんの音を覚えるより、一つの音を無理なく出せるか確認してみましょう。
音が出ないからといって、必要以上に強く吹けばよいとは限りません。口の形やリードの状態、息の入れ方など、いくつかの要素が関係します。
STEP4:ロングトーンを練習する
ロングトーンとは、一つの音を一定時間伸ばして吹く基礎練習です。
大きな音を出すことだけを意識するのではなく、息を安定して入れながら、できる範囲で一定の音を保つことを意識します。
STEP5:指使いを少しずつ覚える
音が出せるようになったら、基本的な指使いを覚えていきます。
一度にすべて覚えようとせず、数個の音を覚えて実際に吹くことを繰り返していきましょう。
STEP6:簡単なフレーズや曲に挑戦する
いくつかの音を吹けるようになったら、短いフレーズや簡単な曲に挑戦します。
基礎練習だけでは飽きてしまう方は、「基礎練習をしたあとに好きな曲を少し吹く」という組み合わせにするのも一つの方法です。
大人のサックス初心者がつまずきやすいポイント
サックスを始めると、思ったように音が出なかったり、指が動かなかったりすることがあります。
最初につまずきやすいポイントを知っておくと、自分がどこを確認すればよいのか整理しやすくなります。
思ったように音が出ない
初心者が最初に悩みやすいのが、「音が出ない」「思っていた音にならない」という問題です。
息の入れ方だけでなく、マウスピースのくわえ方、リードの取り付け方、姿勢なども確認する必要があります。
何度吹いても改善しない場合は、力任せに練習を続けるより、一度原因を確認したほうがよいでしょう。
口の形が合っているかわからない
サックスを吹くときの口の形を「アンブシュア」といいます。
文章や動画を参考に形をまねすることはできますが、自分の状態を客観的に判断するのは簡単ではありません。
口やあごに必要以上の力が入っていないかなども確認してみましょう。
指使いを覚えられない
最初は「どのキーを押せばどの音になるのか」がわからなくても不思議ではありません。
運指表を見ながら、少ない音数を繰り返し練習していきましょう。
楽器を吹けない時間でも、指使いだけを確認する練習はできます。
楽譜を見ると演奏が止まってしまう
楽譜を読むこと、指を動かすこと、息を入れることを同時に行うのは、初心者にとって負荷の大きい作業です。
まず楽譜だけを確認し、次に指だけを動かし、最後に実際に吹くというように、作業を分けて練習してみましょう。
自宅で音を出しにくい
サックスは実際に音を出す練習が重要ですが、住環境によっては好きな時間に吹けないこともあります。
その場合は音を出せる練習場所を検討するとともに、自宅では楽譜、リズム、指使いなど、音を出さずにできる練習を組み合わせる方法もあります。
忙しい大人がサックス練習を続けるコツ
仕事や家事などがある大人の場合、毎日まとまった練習時間を確保できるとは限りません。
「長時間練習できないから無理」と考えるより、限られた時間で何を練習するか決めておくことが大切です。
毎回の練習テーマを一つ決める
たとえば、「今日はロングトーン」「今日は3つの音の指使い」というように、その日のテーマを一つ決めます。
練習する内容が明確なら、短い時間でも取り組みやすくなります。
音を出せない日もできることを探す
サックスを吹けない日は、運指の確認、楽譜を読む練習、曲を聴いてリズムを確認するといった方法があります。
実際に楽器を吹く練習と組み合わせながら、自分の生活に取り入れやすい方法を探してみましょう。
好きな曲を目標にする
基礎練習だけでは、何のために練習しているのかわからなくなることがあります。
「この曲のサビを吹きたい」など、自分が楽しみにできる目標を決めると、練習を続ける理由を作りやすくなります。
大人のサックス初心者が独学でできること
サックスには、独学でも取り組める練習があります。
たとえば、運指を覚える、楽譜の基本を学ぶ、練習する曲を聴く、ロングトーンを行うといったことは、自分でも進められます。
動画や教則本を使って練習内容を確認する方法もあります。
ただし、独学では「自分の姿勢が合っているか」「口の形に無理がないか」「なぜ音が出にくいのか」といった部分を判断しにくいことがあります。
独学かレッスンかを二者択一で考える必要はありません。自分で練習を進めながら、判断しにくいところを講師に確認する方法もあります。
初心者のうちに講師へ確認するとよいこと
サックス初心者の場合、特にフォームや音の出し方は、一度客観的に確認してもらうと、自分では気づきにくいポイントを整理しやすくなります。
姿勢とサックスの構え方
ストラップの長さや楽器の位置が合っているかは、自分では気づきにくいことがあります。
無理な姿勢のまま練習を続ける前に、自分に合った構え方を確認しておくとよいでしょう。
マウスピースのくわえ方
マウスピースをどのくらいくわえるか、口周りにどの程度力を入れるかなどは、初心者が迷いやすい部分です。
「音は出るけれど、この吹き方でよいのかわからない」というときは、実際の状態を講師に見てもらうと原因を整理しやすくなります。
息の入れ方
サックスでは、単純に強く息を吹き込めばよいわけではありません。
音が安定しないときは、姿勢や口の形とあわせて、息の使い方も確認してみましょう。
自分に合った練習方法
大人の初心者といっても、楽器経験、練習できる時間、演奏したい曲は人によって異なります。
自分の目的に合わせて「何から練習するか」「どの順番で進めるか」を相談できると、日々の練習内容を整理しやすくなります。
サックスの体験レッスンで確認したいこと
「サックスを始めたいけれど、自分にもできるかわからない」という方は、体験レッスンを利用して疑問を確認する方法があります。
UNIVA音楽教室では、初心者が楽器を始める前の不安や、独学ではわかりにくいフォームや練習方法について相談できます。
体験レッスンでは、たとえば次のようなことを相談・確認するとよいでしょう。
- 楽器経験がない場合、何から始めればよいか
- 自分に合ったサックスの始め方
- 姿勢や構え方
- マウスピースのくわえ方や息の入れ方
- 最初に取り組む練習
- 吹いてみたい曲に向けた練習方法
楽器をまだ持っていない場合も、購入する前にどのように始めるとよいか相談する方法があります。
まとめ|大人の初心者こそ自分のペースでサックスを始めよう
大人になってから初めてサックスに挑戦するときは、「楽譜が読めない」「楽器経験がない」「練習する時間が少ない」など、さまざまな不安があるかもしれません。
まずはサックスの扱い方や姿勢、一つの音を出すことから始め、ロングトーンや指使い、簡単な曲へ少しずつ進んでいきましょう。
独学でも取り組めることはあります。一方で、姿勢、アンブシュア、息の使い方などは、自分だけでは正しいか判断しにくい部分です。
「この吹き方で合っているのかな」と迷ったときは、講師に確認しながら練習する方法もあります。
関連記事
- サックスは独学できる?音楽教室との違い
- サックスの音が出ない原因と初心者が確認したいポイント
- サックスの費用・レンタル・自宅練習
- サックス体験レッスンでは何をする?初心者向けに解説
大人から始めるサックスを、体験レッスンで確認してみませんか?
「自分にも音が出せるかな」「どのサックスから始めればいい?」「この構え方で合っている?」と迷っている方は、UNIVA音楽教室の体験レッスンで講師に相談してみましょう。
サックスの姿勢や音の出し方、最初の練習方法など、自分に合った始め方を確認できます。

